100年人生、価値観の多様化、テクノロジーの進化、分散型システムの勃興等に伴い、社会は大きな転換点を迎えています。VUCA (Volatility, Uncertainty, Complexity, Ambiguity)の時代として表現されることもありますが、それは捉え方によってはSOFA (Scalability, Opportunity, Flexibility, Agility)の時代であるとも言えます。課題の定義、リソースの獲得、解決の仕組み等の自由度は著しく高まってきており、固定された枠の中で物事を考える必要は無く、人も企業も自由に価値創造を行っていくことが可能になっているのです。しかしながら、この新しいパラダイムにおける価値創造は、個人、経営者、企業、そして事業・プロジェクト、それぞれが新しいマインドセットと仕組みで動いていくことによって、はじめて大きなインパクトを生むものとして実現していきます。HIZZLEは、既にそれぞれの領域において断片的に起こっている変化を共に見出し、新しい時代に適した考え方、システム、行動様式として定義し、そして共にプロジェクトの中で実証していくことによって、実現すべき未来を、皆さんと一緒に創っていきます。すべての個人と組織が、そのポテンシャルを最大限に発揮し、イノベーションを加速し、活き活きと輝きながら社会課題を解決し、持続的に発展していく世界を。

社会の課題を理解し、それを解決していくことで社会と価値交換を行っていくのが『社会人』です。近代的な『会社』主導の経済活動の時代以前には人間は自然に『社会人』として生きていました。それがいつしか会社の中で限られた機能に従事しているうちに社会の課題に対しての感性を失い、本来の『社会人』ではなく、その会社の中でしか通用しない『会社人』になってしまっているとしたら、個人にとっても社会にとっても不幸なことです。一人ひとりの個人が、社会にある課題を理解し、発見し、分解して、組み合わせて、また新たに定義していく。どのようなスケールの課題からはじめても構いません。そして自分が興味を持った課題について、どうやってそれを解決していくのか、個人としてそのプロセスに貢献するのか、考え、行動していく。そして可能であれば、更に貢献度を高めていくにはどうしたら良いのか、考えていく。自分の興味に基づいて、課題解決に参画し、能力を磨いて自由に、自分らしく生きていける時代。それが新たに実現しようとしているのです。新しいパラダイムにおける『社会人』としての個人の生き方、そのためのマインドセット。HIZZLEと共に考えていきましょう。

かつてMBAの経営理論や外資系グローバル企業の経営手法をもとにプロ経営者が複数の企業で手腕を発揮する時代がありました(プロ経営者1.0)。その後企業の新陳代謝、産業活性化が重要となり、0から1を作り上げるスタートアップ経営者が連続的に起業していくことで、大企業で実現できなかった課題解決を行う時代が訪れました(プロ経営者2.0)。しかしながら、全てがインターネットで繋がるようになった今、モノよりもコト(エクスペリエンス)が求められる今、大局観を持った上で全体のソリューションを構想し、個々の大企業やスタートアップの製品・サービスを組み合わせそれを実現し、また、オープンイノベーションを仕掛けて更に発展させていくか、ということが求められるようになってきています(プロ経営者3.0)。この新しい経営のパラダイムにおいては、大企業であろうとスタートアップであろうと、経営者の要件が急速に共通化しつつあり、新たなタイプのプロ経営者が活躍する世界が実現しようとしています。課題の定義、解決策のオプションが無限に広がっている中、企業の規模・業界を超え、自由自在に共創によって価値を創り出していく『プロ経営者3.0』の時代。ストーリーを語り新しい時代を紡いでいく3.0バージョンの経営者に求められる資質・要件をHIZZLEと共に定義し、獲得していきましょう。

『会社人』ではなく『社会人』のマインドセットを持つ個人が増え、また、企業・業界の壁を越えた共創でより大きな社会の課題を解決するような価値創造が求められる中、会社の仕組みも変わっていかなければなりません。業界に閉じたバリューチェーンの中で製品とサービスを大量生産していく、あるいは閉じたバリューチェーンの中の一機能を果たしていくためのオペレーションに個人をあてはめていくのではなく、個人の能力を解き放ち、また社会の様々な課題に向き合いその解決を行うプロジェクトや個人をむしろ主体と考え、それらに選んでもらえるような、課題解決により貢献していけるような製品やサービスをどのように提供していくのか、ということから発想して企業活動・オペレーションそのものを見直していかなければいけません。会社ももともとはプロジェクトであり、本来的に固定化を前提として考えるべきものではありません。人材や資金、その他のリソースの流動性が著しく高まっている中、そしてプロジェクトそのものが共創ベースで実行されていく中、全ての企業にとって新しいパラダイムに向けて事業の再定義と、オペレーションや制度の再設計を行っていくタイミングが来ています。HIZZLEと共に未来型企業の在り方を考え、変革のロードマップを作製していきましょう。

大企業の新規事業創出がなかなか上手くいかず、また、多くのスタートアップの規模が小さいままで社会へのインパクトも限定的で、産業構造の変革が進まないと言われ続けて既に久しく時が経っています。社会的貢献度の高い、ある程度のスケールが求められる課題解決においては、プロジェクトそのものが共創型にならざるを得ず、そこにおける複数の大企業、スタートアップ間でのプロトコルの違い、個人の意識の違い、また、それらの壁を越えてプロジェクトをリードできる人材が不足していることからも、上手くいかないのも理解できます。これを実現していくためには、プロ経営者3.0のスキルを持つ、もしくはその候補となり得るプロジェクト・リーダー、『社会人』としてのマインドセットを持つメンバー、共創型のプロジェクトを支援・推進できる未来型企業の行動様式を持つ企業、といった要件が求められます。ただし、現時点ではそれらが最初から揃うことは困難であるのが実情。HIZZLEは、プロ経営者、参画するメンバー、企業、それぞれの領域で働きかけを行っていくことで、共創型プロジェクトを成功に導いていきます。HIZZLEと共に新しいパラダイムにおける価値創造を進め、変革を実装していきましょう。